聖闘士たちのインフル防衛対策！(少し改訂加筆しました)

「サガは新型インフルエンザには掛からないよね!?」


･･･と、星矢が言うが早いか
時空の彼方に小さな芥子粒になって
ぶっ飛んで行ったのはつい今朝がたの事である。



「今時は風邪菌までもが年寄りを差別すんのか？ああ!?」

「誰が年寄りなんだ！デスマスク！」

「例えばの話だってばよ！例えばの！」

「サガ･･･胸の辺りで両腕をクロスするのはやめるのだ！
蟹を飛ばしても出汁も出ないのだっ！」

「むしろスニオン岬に沈めた方が塩味の効いた良い出汁が･･･」

「シュラ！てめェ～～～～！！！」

「どいつもこいつも年寄り扱いしおって！
私はそんな爺さんではない！
もっといるだろう!?妖怪みたいな奴がっ！！！」


「ジェミニのサガ！
私を呼んだか？」


「「「「ひぇぇぇぇぇ～～～っ、大ひつｊ･･･」」」」






その後、その場に居たサガ・デス・アフロ・シュラが
時空の彼方にぶっ飛んだのはご想像通りである。
いやはや･･･口は災いの元じゃな。ゲホッゲホッ(by.童虎)

いきなり朝っぱらから星矢が時空の彼方に飛んでくのを
歯磨きしながらボンヤリと見送っていた白鳥座の王子。

「瞬･･･今、空を飛んでったの･･･星矢じゃなかった？」

「え？星矢？どこどこ？」

「や、もう見えなくなっちゃったけどさ」

「そう言えば朝起きた時･･･
サガんとこへ昨夜届いた【納豆】届けるとかって
出かけて行ったっきり戻ってないなぁ～」

「サガって納豆食うの？」

「うーーーーーーん。
やっぱ年取ると血が固まり易いからさ
納豆は血液とかにもいいらしいからね♪」

「誰が年寄りなんだって？」

「あ、一輝兄さん！兄さんの事じゃないよ！
兄さんは見た目サガと変わんないっぽいだけど
本当は１５歳だもんね！(笑顔)」

「いや、ソレも問題じゃないのか？
男は９割が見た目だろう？」

「え～そうなの？」

「そうだな。だから瞬なんかはアフロディーテ達から
甘っちょろいって見られるんだぞ！」

「え～アフロディーテだって見た目ニューハーフじゃん!?」

「ソレ言うならデスマスクは見た目も何もチンピラそのものだよな♪」

「ば、ばかっ！聞こえたら又ピラニアンローズに食いつかれるぞ！」

「その後で黄泉平良坂行きだ･･･」

「暫くは大丈夫だと思うよ。
さっき年中組も仲良く空飛んでたから♪」

「今日はいい天気だから皆揃って空中遊泳かぁ～♪
何か長閑でいいよね！平和っていいよなぁ～！
俺もわが師カミュと空飛びたいなぁ～♪」

「瞬、氷河。彼らが空飛んでったのは･･･
そんな暢気な状況じゃないと思うぞ!?恐らく･･･」



そんな見た目は某ジャ／ニ風味の青銅兄弟！
朝から暢気に歯磨きしながら先ほど時空に飛ばされた仲間を
羨ましそうに眺めて仲良く談笑しております。



そんな長閑で平和な聖域ですが。
ココ最近俄かに「インフルエンザ菌」の蔓延で
聖域は勿論、冥界でもチョッとした大騒ぎになっております♪





「戦いの前後は手洗いウガイを怠るなっ!　」

「はっ！」

「ミーノス！お前･･･何だそのビミョーに可愛いマスクは！
まさか風邪を引いたのではあるまいな!?」

「ほへっ？ああ、ラダマンティス･･･
このマスクは風邪予防のためなのだ！」

「うむ、そうだったか。
しかし噂に聞くと･･･
そのリラックマのマスクを装着したまま闘っておると言うではないか？
声がくぐもって聞こえないのではないか？」

「はぁ～はっきりと口上を述べてるつもりなんだが･･･」

「先日カノンが言っておったぞ！
何やらモゴモゴ言っておるがまるで聞こえん！
冥界三巨頭ともあろう者が聖闘士に「何言ってんですかぁ～？」と
聞き返されてるようでは･･･世間体が悪いぞ！」

「うーーむ･･･しかし･･･」

「しかし？何だ！」

「万が一、インフルエンザの菌でも拾ったら･･･
高熱が出て中々治らないばかりか･･･ﾓｺﾞﾓｺﾞ」

「なんだ！ミーノス！
はっきり喋らんか！！！」

「だっだから･･･
高熱を出して･･･死に至る者もいるとか･･･
私は未だ死にたくは･･･」

「バカ者っ!!!
冥闘士がインフルエンザで死ぬか！
つーか冥闘士が死ぬかっ!!!
最初から死んでおるわ!」

「「「「え？」」」」

＊や、ラダ様･･･
冥闘士は既に死んでるというよりも･･･
不死身なのでは？？？






再度、地上にお話を引き戻します♪

晴れ渡った冬の青空の下。
十二宮の上方から嬉々として天蠍宮目掛けて駆け込んで来る少年が１人。


「ミロッ♪」

「ん!?氷河じゃないか！どうした？
珍しいではないか！カミュも一緒か？」

「ううん。俺だけだけど･･･」

「何だ何だ!?
氷河がわざわざ俺の所に降りて来て･･･
もしかして･･･何かオネダリか？
またこの間のメタボ燃焼ゲームか？
あれはカノンがいたく気に入って持ってったぞ？」

「ええ～!?
カノンは別にメタボじゃないじゃん!?」

「何だそれは！じゃあ俺がメタボだって言うのか？」

「うーーーーーーん。
だって最近ポコッと触り心地いいし･･･」

「だっ、ばっ、氷河っ！！」

「あっひゃぁ～～～♪
だからね、誘いに来たんだよ！
もっと効果的なメタボ対策と！
それよりも先ず風邪防止のための取って置きのプレイ♪」

「え？なぬ!?取って置きのプレイだって！？」

「うん！わが師カミュにも内緒で･･･
ミロにだけ教えてあげるよ♪」

「にゃはははは｡｡｡｡
そっかそっか♪カミュ先生には内緒で俺だけに･･･か!?」

「うん♪じゃ、ミロ！早速マッパになってくれる？」

「およっ!?いきなりか!?しかもこんな所で･･･
まだ陽が高いぞ？それにカミュがもし来たらどうするんだ!?」

「大丈夫！もしわが師カミュが来ちゃったら･･･
３人で一緒にやればもっと楽しいから♪」

「３人で一緒にやればもっと楽しいって？」

＊ミロたん、絶賛妄想祭り中！！！
もう鼻の下は伸び切っちゃって顔の輪郭変わってます♪
逆にクールな笑顔を浮かべた氷河･･･ミロの前で潔くマッパに！！

「おおおおおお～～～～っ！
氷河、お前･･･いきなりマッパになっちまって･･･
いいのか？本当にいいのか？なぁ？後悔しないか？」

「え？何を？
早く～ミロもバババッて脱いじゃって！」

「お、あ、･･･････はい。」

＊ミロたん、鼻血出てますよ!?拭いて！拭いて！

「ミロ、全部脱いだ？
じゃ、このタオル持って！」

「え？タオル？」

「うん。それをこう背中に持ってって･･･」

「うっひゃあ～♪もしかして拘束プレイとか？」

「何それ？光速プレイって！(同音異義語です)
違うよっ！！！背中を洗う感じでね♪
こーやってゴシゴシゴシゴシって！
強めに擦るんだよっ！！！」

「こ、こうか？ゴシゴシゴシゴシ･･･
で、氷河？コレの何処がＳＭプレイなんだよ？」

「はっ？
何？そのＳＭプレイって!?
ミロってば何イヤらしいこと考えてんだよ！！！
寒風摩擦だよ！寒風摩擦っ！！！」

「かんぷう･･･ま･･･さつ？」

「そうだよ！
これで毎朝１番にゴシゴシ体中を擦ってれば
自然と暖かくなるし！風邪予防に鍛えられるんだよ！
メタボ対策にもなるっしょ？」

「だぁ～～～～っ(涙目)
何だよ、取って置きのプレイって言うから･･･」

「日本古来の取って置きのプレイなんだから！
ギリシャにはないでしょ？こーゆーの！
後でカミュ先生が来たら３人で一緒にやろうね♪」

「いいよ･･･もう。
寒風摩擦の３Ｐなんて有り得ねーし！」




そんな訳で。

冥界でも聖域でも風邪菌防衛策は色々♪
誤解を生じながら楽しく風邪対策と
防寒プレイに勤しんで下さいね♪







後日談。



「ミロ、真面目に寒風摩擦をしないか！
氷河を見習え！光速で背中を擦って血だらけだぞ！」

＊シベリアン師弟は何かとやり過ぎです！

「やってるよ！
つーか何でカミュと一緒に童虎までいるんだよ！」

「寒風摩擦はわしの十八番だからじゃ！
紫龍などはマイナス１５度の極寒でもやっておるぞ！」

「可笑しいよ！あんた達！
マイナス１５度の極寒でニッコリ笑って寒風摩擦なんて有り得ね～！」

「ミロ！何を情けないことを言うか！
我々シベリアンは絶対零度の氷原にあってもマッパで修行は常識だ♪
マイナス１５度なんて暑いくらいだぞ！」

「マイナス１５度で暑いって！！！
スコーピオンはそんなナマハゲみたいな修行はしなくていいんだよ！
だ、誰か･･･真央点突いて身体を温めてくれぇぇ～～～！」

「みなさん、真昼間から何をやっているのですか!?
真っ裸でかなり破廉恥な姿ですが･･･寒中水泳ですか？」

「ちげーよ！
ムウも来いよ！風邪引かないわ、メタボにならんわで
一挙両得な取って置きプレイだぞ！」

「取って置きプレイ･･･
そんな楽しそうなプレイの割に
ミロ･･･あなた目が逝っちゃってますよ？
大丈夫なのですか？」

「ムウ･･････大丈夫な訳ないだろ！
頼むっ！後で真央点突いてくれ！！！
このままじゃアッちゅー間に昇天しそうだ！！！」

「大丈夫だ、ミロ！安心して昇天したまえ。
わたしが沙羅双樹の下で成仏出来る様に拝んでいてやるぞ♪」

「よかったですね♪ミロ！
シャカが一発で逝かせてくれますよ(＊危険な１言です)
安心して昇天なさい！私たちが看取ってあげますから♪」

「やめてくれぇぇぇ～!!!」







まだ風邪引いてメタボで引っ掛かった方がマシだ！
･･･と密かに思ったのは･･･
この光景を影ながら見ていたバランとリアでした♪


ブホッブホッ！

海界はどーなんでしょうね!?
ザックンが「インフル予防注射打ちますよ～♪」とかって
カノン兄さんを追い掛け回してるといい！

当然･･･ザックン☆ピンクのナースコスでお願いします！