山羊座のシュラさん。

非常に弄り難い聖闘士である。
もしかするとアルデバランよりも更に難しい気がする。

何故って･･･
私の中のシュラは聖域の高／倉／健さんだからだ。

そうなると･･･

デスマスクが勝／新／太／郎で、
アフロディーテが田／村／正／和になる。


まあチョット昭和初期っぽい配役で恐縮デス。


いずれにしても大変興味深いキャラクターなのだが
ギャグにし難い御方様なのだ、シュラ氏は。

男気があってカッコ良くて渋くて無言実行タイプでチャラチャラしてなくて。
なのに実は熱い熱いモノをハートに秘めた情熱のスパニッシュで！
何かメチャクチャいい男じゃんか!?

真っ黒のシャツとズボンが体にぴったり張り付いて
襟元に赤いタイをルーズに結んで、
笑ってない瞳に影を落として、口元だけ歪めて
無言のままで、少し強引に腕を掴んで誘惑する。

有無を言わせない強引さなのに･･･何処か優しい。


多分、私の中のシュラはそんなニヒルなイメージ。
だから心が読めない。

ロスへの苦い思慕も、
仲間への断ち切れない友情も
教皇への真実に沈めた敬愛も、
重く篤い心の中に秘めやかに閉じ込めて
一切の感情を自分で封じ込む。


誰かに少しでも明かした事はなかったんだろうか？
寝物語でウッカリ愚痴ったりしなかったんだろうか？
涙と一緒に流したい夜はなかったんだろうか？

きっと･･･

そんな思いも嘆きも口には出さないけれど
ちゃんと解って、体に纏う空気で察して
言葉ではなく、一緒に居る事で、その傷を舐め合った･･･
そんな関係がデスマスクであり、アフロディーテだったんじゃないかな。

や、そうであった欲しいなと思う。


そして３人のその想いの果てに･･･
風になって彼らを心ごと包み込む大きな大きな翼。

それがアイオロスだったなら･･･いいなと言う願望。