～Close☆Game～
聖☆矢好きィ～が日々の脳内妄想を吐いてるブログです。宜しかったら覗いてみて下さいね♪
[PR]
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
空に浮かぶ雲の上。
高所恐怖症の反面･･･
高い所から更に高見を眺めるのが好きだ。
地上４６階、大した高さではないが
通常の百貨店やマンションからすれば
結構な高見になる場所。
正午よりは少し陽が西に傾き始め
夕暮れの切なさはまだ程遠い頃。
昇ってみた。
空の雲の上が見たくて･･････。
カップルのデートコースだろうと思いきや･･･
意外と熟年層のカプやオッサン仲間達や大学生風の男子ペアがいた。
カメラ付き携帯を片手に遠景を、
地上を、目線先の高層ビルを、
一生懸命写メっている。
更に空の上に向かって携帯を傾けている人は･･･
案外少ない。
みんな上から下を見て優越感に浸りたいのか。
或いは自分が毎日齷齪働いている地上の
如何に小さくて煩わしい世界かを確かめたいのか。
下を見てもさほど面白いとは思わない。
ゴチャゴチャとした車と他人とが
右往左往している空間など
上から見れば些細な情景でしかない。
時空を離れると何やら次元の波長が狂うのか
動き方もアニメチックで余計コソコソしている。
あの小さな「動物」の更に小さな頭の中で
一体何を思い煩って悩んで苦しんでいるのやら･･･と
神様にでもなった心持ちになってくるから不思議だ。
そして･･････
自分は他人様とは別に空の更に雲の上を見ようと試みる。
所詮それは無理な話なんだが。
時間とともに緩やかに異動しては形成を変える雲の風景。
遠く輝く太陽の光が黄砂で少し潤んでいる所為か･･･
反射する雲の顔色がただの白やグレーではなく
オレンジが少し重なる桜ネズ色や芍薬ピンクの可愛い紅を注したり。
何時間見ていても飽きない雲の表情に
しばし何も考えない時間が降りて来る。
心の中が真空状態だ。
４６階の屋上に創られた･･･
雨は凌げる程度の屋根はあるが
殆どスコーーーンッと吹き抜けになっている場所。
上を見上げても空は見えるし、風も通る。
幾つもの柱と余り意味を成さないガラス窓の間を
吹き抜ける度に風が不思議な声を上げる。
切ないような寂しいような悲しいような叫び。
戯れているような陽気な感じでよく聞くと自嘲してるような苦笑い。
そして･･････
「そんな所で何をしてる？何を見てる？何が見える？
もっと上がってくればいいのに。上がって来れないのか？
人間なんて所詮このガラス張りの箱の中から
下を見たり上を見たりして憂いているだけの存在。
何にも出来やしないくせに夢ばかり食って
腹一杯になったら独りで満足して死んでいくんだ」
そんな事を言ってる気がした。
それは空似言わせてる私の中の･･･私への独白。
[0回]
この記事にコメントする
カレンダー
| 09 | 2025/10 | 11 |
| S | M | T | W | T | F | S |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 2 | 3 | 4 | |||
| 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 |
| 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 |
| 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 |
| 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 |